ご購入者限定、無料コンサルティングサービス | mossto

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2024/12/25 22:12

苔シートをご購入頂く方で、施工環境にあった苔の選び方に不安がある方に向けた簡易的なコンサルティングを無料で実施しております。このサービスをお受けになられたい方は、商品を購入前にサイトの左下にございますお問い合わせより事前にご相談ください。事前に施工予定場所の全景写真とご住所を併せてお送り頂けますと、お話がスムーズに進みますので宜しくお願いします。

「苔は難しく枯れてしまう」、とお考えの方が多くいらっしゃると思います。原因としましては、施工場所の環境と苔の好む環境がマッチしないことが大半だと考えております。この、施工環境と苔の性格をマッチングさせる事が苔庭を上手く育てる第一歩になります。施工環境を考えるうえで大切なことは以下の2点となります。

1.地域の持つポテンシャルを考える
まず1点目は「地域のもつポテンシャルを考える」です。地域のポテンシャルとは、端的に言うと空中湿度の高さになります。空中湿度が高い地域では苔の管理は比較的容易にできます。使える苔の種類もそれほど限定されないのも特徴になります。逆に空中湿度が低い地域で苔を管理する場合は、次の項目にある施工環境とセットで使う苔の種類を検討する必要があります。では空中湿度の高さはどの様に観測するかというと、簡単な方法として施工環境の周辺に自生している苔の種類を確認するという方法になります。空中湿度が高い環境でしたら、スギゴケやハイゴケなどが見られると思います。逆に空中湿度が低い環境でしたら、ホソウリゴケやギンゴケなどが見られます。

2.建物との関係を考える
2点目は「建物との関係を考える」です。建物がつくる影や、風の抜け方等を鑑みて施工を計画している場所が苔植栽に適しているかどうかを判断します。基本的には、影の影響より風の影響の方が大きいと考えて頂いて結構です。京都の坪庭のように四方を壁で囲まれた環境は風が吹き込まないので、空中湿度が安定します。そういった環境は苔植栽には好適です。逆に吹き曝しの場所に苔の植栽を検討される場合は、下草や石などを用いて風を弱めるコントロールを併せて検討することが重要となります。